これまでのがんサロン2011


--第23回がんサロン-- 2011年1月12日、参加者20人
ゲストは、リコーダーの西原武さん。西原さんはそのい素晴らしい音色が大好評で、今回ががんサロン3度目の出演となりました。下の動画で素晴らしい演奏をご覧ください。
第2部は車座になって語り合い。文藝春秋1月号の「抗がん剤は効かない」(近藤誠)に続いて2月号に「抗がん剤は効かないは本当か」患者代表立花隆氏が近藤医師に聞く・・・そして週刊文春でのがんセンター医師などの反論などの記事が
相次いだからでもあります。一人のメンバーから、この問題を話し合いたいと提案があり、みんなで語り合いました。奥の深い問題であり、簡単に割り切れる問題ではありません。
現在、抗がん剤治療を受けている患者から見れば「とんでもない議論」でもあり、しかし、それが本当なら今後の生き方を見直さなければならない深刻な問題でもあります。みなさんも、この問題を奥深く、考える機会にしてみてはいかがでしょうか。
--第24回がんサロン-- 2011年2月9日、参加者22人
ゲストは、ピアニスト、歌手、作曲家の星浩二さん。星さんの指導で演歌「北国・海岸線」(丘みどり)を練習しました。何度も唄うごとに上達していったようで、みんな楽しく唄いました。何よりも星さんのピアノ演奏と、桧垣忠さんのドラムのコラボレーションが素敵でした。いつも感じることですが、さすが宝塚歌劇団35年以上の経歴を持つ桧垣さんのドラムが入るとピアノ演奏がより素敵になります。桧垣さんは、いつもボランティアで演奏して下さっています。本当に感謝感激です。
--第25回がんサロン-- 2011年3月9日、参加者25人
ゲストは、手話コーラスグループ。司会者の上手な司会のもと、とても楽しく手話と接する機会を得ました。なるほど、手話ってこういうものなのだと、とても身近に感じ、歌を使って手話をやることで、手話を楽しく覚えることが出来ました。
第2部は、とても深刻な話し合いをいたしました。中島副会長が亡くなったこともあり、「死」を真っ直ぐとらえて、どこで死ぬか、がんで死ぬときはどのような死に方をするのか、緩和医療とは何か、ホスピスとはどんなものなのかなどなど、自分の最期を踏まえての熱心な会話が弾みました。このような話をしていても、みなさんの顔から笑顔が絶えないのが嬉しいですね。年間の死者の内、がんで亡くなる人は3分の1とすると、がん以外で亡くなる方が3分の2いることになります。どんな亡くなり方であろうと、自分の最期の医療をどう受けるべきかをしっかり
普段から考えておくことが大切です。今回は、そんな話が充分に出来たのではないでしょうか。

--第26回がんサロン-- 2011年4月13日、参加者28人
ゲストは、ケルティックハーブ演奏者の柳井康子さん。イングランド、ウエールス、スコットランド゙、アイルランドの美しい楽曲など、優雅なやさしい音色が響きわたっていました。新しく参加された方が3名おられましたが、演奏を楽しんだ
後なので、直ぐに溶け込んでおられたご様子でした。妹さんが乳がんの方、大腸がんで手術を受けいまは抗がん剤を飲まれている方など。がんの初心者・・・・変な言い方ですが・・・、は、まだまだドキドキ不安な毎日だと思います。
今日もやはり「抗がん剤は効くのか効かないのか」という質問がありました。福島第1原発事故と掛けて、いろんな話をさせていただきましたが、納得下さった様子でした。自己判断が何よりの基準となります。原子炉から早く遠ざかって、万一のことから逃れるのか、避難指示があるまで留まるのか。魚も、野菜も食べないのか、食べるのか。抗がん剤を受けてQOLが下がっても、僅かの可能性に賭けるのか賭けないのか。全部、自分で決めなくてはならないのです。誰から言ったから、やるとかやらないと言う問題ではありません。がんは、一人づつすべて違うものだけに、自分の経験が、そのまま他の人に当てはまることは珍しいのです。ですから、経験者の話は参考になっても、自分の場合に該当するかどうかは別問題です。
--第27回がんサロン-- 2011年5月11日、参加者25人
今回は「郷音」が閉店するために30回記念サロンを繰り上げての開催としました。
ゲストアーチストは、リコーダー奏者の西原武さん、ピアニストは初参加の田中洋子さん、ドラマーは毎回ボランティアとしてご協力下さっている桧垣忠さん。まず、西原さんのリコーダーソロ演奏があり、みんなでうたを唄い、リコーダーとドラムとのコラボ演奏などを1時間楽しみました。次いで、田中さんのピアノのソロ演奏のあと、ドラムとのコラボ演奏がありました。いつものことながら長いプロ経験のある桧垣さんのドラムが加わることで、一層リコーダーやピアノ演奏が引き立ちます。今回は、桧垣さんにご無理をお願いして1曲だけドラム演奏を主としたものもやっていただき、すごく盛り上がりました。
記念のがんサロンは、和やかに、にこやかに、楽しい雰囲気の中で閉幕しました。
--第28回がんサロン-- 2011年6月8日、参加者21人
今回から、会場を元のJR駅近くの「春貴」(しゅんき)ビル4階に戻しての、がんサロンとなりました。いつもとは違ってゲストアーチストなしで、みんなで語り合う時間をたっぷりと取りました。
--第29回がんサロン-- 2011年7月13日、参加者22人
今回のゲストは、いつものミュージシャンではなく「語りすと」の下中恵子さんをお迎えしました。下中さんは、定刻より1時間も早くお出でになり、ステージに座って長い時間、黙想をしておられ、本番に向けて精神統一と、心の中での演出をしておられたのだろうと推察しています。三つの演目をやっていただきました。「いびらのすむ家」では、作者の吉田利康さん恵子さんがおられたので、いつもは本を見ないようなのですが、時折は本を見ながらやっておられましたが、こんなにも長い物語をすべて暗記して演じておられるのに驚きました。すばらしい語りによって、登場人物がいきいきと浮かび上がって来ているようでした。「妃殿下」ではみなんが大笑いしていました。プロの朗読家の語りを目の当たりにして、1冊の本がこんなにも違って見えるのかと感心させられました。
第2部では、いつものように車座になって、語り合いました。内容の濃い話し合いが1時間半以上熱心に続けられました。とても有意義な時間だったと思います。
--第30回がんサロン-- 2011年8月10日、参加者34人
今回のゲストは、ピアニストの岩本典子さん。楽しい曲を一時間も演奏して下さいました。いつもながら至福のひとときでした。
第2部の「語らいの時」は、初参加者が7人も来られて賑やかになりました。篠山から参加された方は、顔合わせにと自家製品の「甘酒」を全員が持ち帰るだけお土産に持ってきて下さいました。皆さんで試飲もしましたが、とても美味しい甘酒でした。語らいは、多岐にわたりましたが、古いメンバーや、がん教育講座参加者などのレベルが高くなっていることが嬉しく思えました。
--第31回がんサロン-- 2011年9月14日、参加者20人
今回のゲストは、ピアノ演奏と歌唱指導の萩知子さん。とても教え上手で、発声の仕方などを指導していただいてから、みんなで大きな声で合唱しました。誰もがスカッとしたことでしょう。
約1時間の第1部を終えて第2部はいつものように語り合い。がんになると「うつ」になる方が多いのです。がんの告知を受けた後、約半数の人が一旦は鬱になると言われます。その鬱の中からどのように脱出して行けるか、がんサロンはその手助けにもなると考えています。
手術でリンパを摘出したので、リンパ浮腫になって脚が象さんのようになると医師に言われて(鬱状態)になっている方がいます。医師はきっちり説明しないで、リンパ浮腫のことには詳しくないと突っぱねたために、余計に不安になってきたそうです。象さんのように脚が太くなってしわしわになってしまうのかと怖ろしくなって来たようです。
リンパ浮腫は、からなず起こるとは限りません。手術後数年以上経ってから起こる場合もあり、人さまざまです。しかし、医師の説明不足のために、怖れが先だって鬱に陥ってしまうのでしょう。
がんサロンで、他の体験者の話を聞くことによって、少しでも怖れがなくなればと願っています。
--第32回がんサロン-- 2011年10月12日、参加者20人
今回のゲストは、フルート奏者の平田千秋さんと助手のお二人による演奏でした。お天気が良すぎて?参加者が20人と少なかったのですが、大きな拍手が起こっていました。
第2部では、がん医療を受ける際にQOLを考えることを最優先すべきだと言う話しをしましたが、いつも感じることですがQOLへの理解がいまいちのように思われます。また、再発、転移したがん患者の場合、特に骨転移などがある場合には「全身がん」としての認識が必要なのですが、それでも「治そう」という意欲だけが先にあって、痛みへの緩和が遅れてしまう傾向にあるように思われます。がんと言う病気への知識がどの程度あるかないかによって、がんとの向き合い方が違うと言う、いつも感じていることながら、まだまだ学んでいただきたいと願っています。
--第33回がんサロン-- 2011年11月9日、参加者23人
今回のゲストは、クロマチックハーモニカ演奏家の高嶺継夫さんでした。私たちが普通楽しんでいるハーモニカと違って「半音」まで出せるものでとても演奏が難しいのですが、高嶺さんはすばらしい演奏をして下さいました。
高嶺さんの演奏を楽しんだ後、第2部では、新しいがん治療の研究の話もいたしました。研究者によって日々新たな研究が行われ発表されていますが、それがいつ実現するのやらと思うものばかりで、がん患者にとっては夢のような話が多いものです。その中にあって、これは夢ではなく、近い将来に実現するのでは・・・と思えるようなものを取り上げて話してみました。
--第34回がんサロン-- 2011年12月14日、参加者23人
今回のゲストアーチストは、クラリネット奏者の畠田隆夫さんでした。いつものようにドラマーの桧垣さんが伴奏をして下さったので盛り上がりました。神戸新聞を見て始めて参加された方は「生演奏を聴いていて涙が出てきました」と感想を述べておられました。
第2部の「みんなで語ろう」では、いつもは、あいまいなテーマを決めて語り合いを始めるのですが、今回は始めて参加されたお二人から出された方のご相談を中心に話し合いました。良い参考になった意見もあり、「要らぬお世話」もあったように思います。今後の進行司会に際して気をつけなければならない点でもあるでしょう。「相談」に対しては、おしつけるようなことをしないで、自分で判断していただいて、自分で決断していただくことが大切です。普通「相談」は、みなさんと一緒に考えることを避けています。今回はみなさんの前で相談されたので流れがそうなってしまいました。しかし、とても有意義なアドバイスが参加者からたくさん出されたことも
すばらしいことでした。毎月の医療費が高く、生活を圧迫している・・という訴えでは、窓口に相談すると3カ月分の立て替え負担が少なくなると言う、経験者からの
アドバイスがありました。ご家族が、がんになりどのように寄り添って言ったらいいのか分からないと言うご相談は、みなさんの心を揺さぶりました。
毎月、いろんな方にご協力いただいていろんな催しを企画してまいります。
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日本がん楽会は、がん患者、家族、遺族、医療関係者、健常者など、だれもが参加できるアドボカシーグループです。人は、誰かに支えられると強く生きることができます。冬山でも人は抱き合えば暖かくなり、命を永らえることができます。多くの方が、がん患者に寄り添い、支え合える心豊かなグループでありたいと願っています。
